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2023-08-27

八月選情,與新頭殼的不精確解讀


【雙魚之論】英文拷到 G / D 找中文翻譯
相對於小笠原欣的FB,「郭台銘的撼動」(郭台銘の揺さぶりで)與「現在斷言還太早」(これで決まったと言うのは早い。~いま断言するのは危険だ。まだまだ観察していかなければならない。),新頭殼的報導譯文是「郭台銘的搖擺」與「現在斷言是危險的」。與原意有出入。
小笠原欣比較特殊的意見是:八月為總統選舉的轉折月份,他的理由是20198月蔡英文的選情。其實,柯文哲在第一次參選台北市長,選情也在八月出現轉折。

小笠原幸欣解讀2024大選最新民調 發現4變異趨勢    新頭殼 20230827

根據TVBS民調中心 25 日公布的最新調查結果顯示,目前民進黨總統候選人賴清德仍穩居第一,民眾黨總統參選人柯文哲次之,國民黨總統參選人侯友宜則敬陪末座。對此,日本學者小笠原欣幸今日則在臉書發文解讀民調,提出4個變異趨勢

小笠原發現,柯文哲的女性支持者大幅下降,眾所周知,柯文哲的男女支持者比例偏向男性,但這次支持他的男性為36%,女性為21%,差距達15個百分點。此次民調結果與7月份相比,男性對柯文哲的支持率幾乎持平(3736%),而女性對柯文哲的支持率從28%降至21%,他認為,缺乏女性支持者或許是柯文哲支持率下降的最大因素

小笠原發現,國民黨支持率下降,從7月和8月的政黨支持率來看,民進黨從26%上升至28%,國民黨從25%下降至21%,民眾黨維持在16%不變。郭台銘的「撼動」導致一些國民黨當地政客要麼支持他,要麼退黨。由此可見,國民黨本身的支持度受到了影響,畢竟郭台銘從3月份開始就一直在「擾亂」國民黨。

小笠原指出,賴清德的各地區支持率,在全台灣獲得了均勻的支持。尤其是民進黨在雲林、嘉義、台南等區終於得到鞏固,為支持率的上升,做出了貢獻。此外,民進黨支持率較弱的桃園、新竹、苗栗等地區也獲得了堅實的支持率。

小笠原表示,侯友宜的問題在於,他未能在國民黨本來就實力雄厚的桃竹苗區鞏固自己的支持率。中南地區也比較落後。儘管人們常常認為柯文哲得到了北部城市地區的支持,但他在中部的台中彰化南投地區和南部的高雄屏東地區表現良好。柯文哲的支持率有所下降,但他的支持基礎似乎正在向農村地區蔓延

小笠原總結,對於這次TVBS民調這僅適用於8月。中國的干涉未來將如何影響台灣仍然存在很大的變數。如果賴清德未來當選的話,只要回頭看,結果就在8月份的最後一戰中決定了,所以現在斷言「還太早」

 

 

TVBSの支持率調査    Yoshiyuki Ogasawara 20230826

総統選挙の8月決戦はどうやら民進党の頼清徳に軍配があがったようだ。8月のすべての世論調査で頼清徳が1位で,しかも2位に対するリードを広げている。昨日(8/25)発表されたTVBSの調査でもその傾向が確認された。

〇概況

TVBS民意調査は,調査対象を固定電話と携帯電話半々とし,「投票するつもり」と答えた人に支持対象を聞くという独自の方法をとっている。6月の調査では柯文哲が1位に躍り出るという特徴があったので,8月の調査が注目された。その結果,美麗島や台湾民意基金会や菱傳媒の調査と同じく,頼清徳上昇,柯文哲下落,侯友宜反転攻勢に至らずという傾向を示した。各民調機構の傾向の一致は非常に重要だ

〇調査時期

TVBSの調査期間は8/21-24なので,頼清徳の米国立ち寄り,それに対する中国の軍事威嚇行動が終わり,台湾産マンゴーの輸入停止までをカバーしている。台湾内の争点としては,郭台銘・野党連合(藍白合)の動き,脱原発・太陽光発電,民進党の賴品妤立法委員をめぐる議論,新竹市の高虹安市長の起訴などがあった。

TVBS民調のデータを見て気がついた点を指摘しておきたい。

〇柯文哲を支持する男性と女性の比率

柯文哲の支持者の男女比が男性に偏っていることはすでに知られているが,今回は柯文哲を支持する男性が36%,女性が21%で,なんと15ポイントもの差がついた7月は9ポイント差であった。7月と比べると男性の柯文哲支持はほとんど同じ(3736%)であったのに対し,女性の柯文哲支持は28%から21%へと大きく落ち込んだ。女性支持者が離れたことが柯文哲の支持率下落の最大要因であろう。

〇国民党の支持率の低下

7月と8月の政党支持率を見ると,民進党は26%から28%へ上昇,国民党は25%から21%へ下落,民衆党は16%で変わらず,であった。郭台銘の揺さぶりで国民党の地方政治家の中から郭台銘を支持したり離党したりする人がでている。その結果国民党の支持自体が影響を受けていることがわかる。結局,郭台銘は3月からずっと国民党を撹乱し続けている。

〇地域別の支持率

頼清徳は台湾全体で満遍なく支持を伸ばしている。特に民進党の支持基盤である雲林・嘉義・台南地区をようやく固めたことが支持率上昇に寄与した(8月は52%)。また,これまで民進党の支持が弱かった桃園・新竹・苗栗地区(客家が比較的多い)でもしっかりした支持を得ている(38%)。

逆に,侯友宜は国民党が本来強いこの桃竹苗地区で支持を固めることができないでいることが課題である(19%)。中南部でも出遅れている。

柯文哲は北部の都市部の支持でもっていると思われがちだが,中部の台中・彰化・南投地区(29%),南部の高雄・屏東・澎湖地区(31%)で健闘している。柯文哲の支持率は下落したが,支持基盤は地方にも広がりつつあるようだ。

個別のイシュー(原発,頼訪米,中台関係)

今月の調査でTVBS個別の論点3について質問をしている。

頼清徳の訪米については,満意37%,不満20%,意見なし44%であった。他の民調と比べてTVBSは「意見なし」が多いが,頼清徳のプラスに寄与したことは見て取ることができる。

中台関係については,中国が最近ECFA(両岸経済協力枠組協議,馬英九・胡錦濤時代に締結)の停止を示唆していることについて質問している。答えは,「心配している」29%,「心配していない」46%,「意見なし」25%であった。「心配していない」の背後には,経済協議も政治化する中国への反感が含まれていると考えられるので,頼清徳が支持率1位の状況と符合する。

一方,頼清徳に不利な要素が,長年の論争の的の第四原発問題だ。蔡政権は2025年脱原発の目標を掲げている。今回の調査結果は,稼働に向け準備を再開することに「賛成」47%「反対」32%であった202112月の公民投票では第四原発の稼働準備再開に反対が多数であったので,台湾の脱原発の民意に揺らぎが生じているのかもしれない。再生エネルギーの代替がまだ不十分であることや電力安定供給への不安や電力料金の値上げが背景にある。

〇まとめ

4年前の夏の選挙戦は,当初リードしていた韓国瑜を蔡英文が追い上げる展開であった。7月から蔡英文がリードする民調発表が相次ぎ,8月のTVBS民調によってすべての民調が蔡英文リードを示したという経緯があった。つまり,4年前は8月の夏の陣が決戦であった。これについては「The News Lens」の小論で書いているので参照していただきたい。

https://japan.thenewslens.com/article/4354

今回も8月に支持率が大きく動き,その締め括りで出てきたのがTVBS民調であった。象徴的なものを感じる。

ただ,これはあくまで8月の話である。これで決まったと言うのは早い。中国の干渉がこの先どう影響するのか大きな変数が残っている。仮に頼清徳が当選した場合,振り返ってみたら8月決戦で決まっていたのだと結果として言えることであって,いま断言するのは危険だまだまだ観察していかなければならない

 




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