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2024-10-07

賴清德:誰可能是祖國?

【雙魚之論】英文拷到 G / D 找中文翻譯
President Lai's remarks at Taiwan's National Day evening event exemplify two dimensions of strategic testing:

  1. Taipei vs. Beijing – Ahead of the official October 10th National Day address, Lai's informal remarks serve as a prelude, a calculated move. In addition to reaffirming the “Republic of China,” Lai subtly challenges Beijing's persistent claim of "ownership over Taiwan," exposing the inherent logical and factual contradictions in this assertion. Should Beijing issue a response in the following days, President Lai may use the National Day address as an opportunity to further expand on this point.
  2. The Democratic Progressive Party (DPP) vs. the Kuomintang (KMT) – Han Kuo-yu, speaker of the Legislative Yuan and the host of the evening event, operating outside the main event, organizes a parallel gathering at "Songyan Avenue" in the Songshan Cultural and Creative Park. Following the official celebration, Han engages his supporters in a display of traditional KMT sentiment, allowing them to express their long-standing views. His choice to stage this event reflects a conciliatory gesture aimed at maintaining broader unity.

In his remarks, President Lai frames the discussion by asserting that “we = a sovereign and independent country,” while tactfully avoiding direct confrontation with Beijing. He employs phrases such as "absolutely impossible" and "what is possible is... the people, the masses; deeply rooted, no need to discuss this relationship further." This nuanced language acknowledges the existence of both the "Republic of China" (in name) and the undeniable of coexistence(in reality), ultimately reinforcing the idea that the Republic of China is, in practice, Taiwan.
These developments suggest a convergence in Taiwan's internal identity debate, with divisions appearing to be narrowing and closer.

這是兩組雙方試探:
第一組是台北與北京——在國慶正式演說前,以非正式的演講作為試探。其目的除揭櫫「中華民國」之外,也在藉此表達北京長久的「擁有台灣」主張在邏輯與事實上的謬誤。北京若在這兩天有回應,賴總統便可以在國慶日演講中進一步闡述。
第二組是民進黨與國民黨——韓國瑜在主會場之外,於松山文創園區的松菸大道開闢第二現場,在正式晚會後到此的高歌,與支持者盡情發洩傳統國民黨的意向與情緒。韓國瑜此種安排,也是顧全大局的妥協。
就賴總統而言,先定義「我們=主權獨立的國家」,再以「絕對不可能;反倒是…可能是、人民、民眾;落地生根、不必再去談論這層關係」的表述,委婉接受了「中華民國」(名義)之外,也以時間面向區分了彼此不容否認的共存狀態(事實),於是也凸顯了中華民國=台灣。
看起來,島內認同分歧是收斂了~

總統出席「113年國慶晚會」    總統府 20241005

賴清德總統今(5)日晚間前往臺北大巨蛋出席「113年國慶晚會」,祝賀中華民國113歲生日快樂,並感謝全體國人一年365天在工作崗位上,為國家、為社會打拚。期盼大家團結合作,讓國家更強壯、更繁榮、更進步。

總統致詞時首先代表全體國人恭賀中華民國113歲生日快樂、國運昌隆、四季平安、八節有慶,全國人民安康幸福。他要感謝立法院韓國瑜院長、慶籌會、行政院卓榮泰院長率領的相關部會,以及臺北市蔣萬安市長率領的市府團隊,為了今年國慶各項活動卯足全力,尤其是國慶晚會睽違8年後,再度回到臺北舉辦,可想見韓院長及蔣市長的用心與投入。也恭喜現場所有貴賓及臺北市民能在今晚享受精彩表演。

總統表示,我們在慶祝各項活動時,最重要的意義一定要銘記,我們是主權獨立的國家,要時時愛我們的國家,同時學習先賢先烈的精神,犧牲貢獻,團結守護國家主權,維護民主、自由、人權的生活方式,才不辜負多年來犧牲奉獻的每一個人。

總統提到,最近,(我們的鄰居)中華人民共和國在101日剛過完75歲生日。再過幾天,中華民國就要過113歲生日,因此,就年紀來說,中華人民共和國是絕對不可能成為中華民國人民的祖國,反倒是中華民國可能是中華人民共和國75歲以上民眾的祖國。不過中華民國在臺澎金馬落地生根已經75年,不必再去談論這層關係,但是如果有人要祝賀中華人民共和國生日快樂,特別祝賀詞要精準,切勿用「祖國」兩字

最後,總統感謝全體國人各行各業一年365天在工作崗位上,為國家、為社會打拚。特別是此次山陀兒颱風來襲,全國人民、中央與地方災防人員都全心全力投入;也感謝卓院長,明年治水預算相較今年增加159億元,總金額達551億元,提供各縣市政府做水利建設,因應氣候變遷所面臨的各項災害。希望大家團結合作,讓國家更強壯、更繁榮、更進步,並祝福大家有愉快的夜晚。

包括立法院長暨國慶籌備委員會主任委員韓國瑜、行政院長卓榮泰、監察院副院長李鴻鈞、僑務委員會委員長徐佳青、內政部長劉世芳、臺北市長蔣萬安等亦出席是項活動。

https://www.president.gov.tw/NEWS/28759

 

台湾の頼清徳総統が興味深い発言    小笠原欣幸FB 20241006

10/5 中華民国国慶節(1010日)の前イベントに出席した頼総統は,「中華人民共和国は中華民国人民の祖国とは決してなりえない。逆に,中華人民共和国の75歳以上の民衆(筆者注:共産党が政権を取る前に中国大陸にいた人たち)にとっては中華民国が祖国になりえる」と述べた。続けて頼総統は,「中華民国は台湾・澎湖・金門・馬祖に根を下ろしてすでに75年,この階層の議論をする必要はない。もし中華人民共和国の建国を祝賀したい人がいるなら,祝賀の用語は正確にしたい。「祖国」の二文字は決して使うべきでない。」

【小笠原解説】

国民党の韓國瑜立法院長がアレンジする国慶節関連イベントで,頼総統は5分の短いあいさつをし,非常に興味深いメッセージを放った。背景としては,最近,中国で活躍する台湾の芸能人らが相次いで中国の国慶節に合わせて「祖国」を祝賀するメッセージを出して,台湾で議論を呼んでいたことがある。

民進党の政治家・支持者の心理の深層では中華民国と台湾の位置づけの葛藤があり,蔡英文前総統はそれを「中華民国台湾」と統合させた。頼総統はそれを継承したのだが,台湾側に引っ張ると思った人が多かったのではないか。

台湾側に引き寄せるなら「中華人民共和国は台湾人の祖国とは決してなりえない」と言いたくなる。しかし頼総統は「中華民国人民」と述べた。さらには,「中華人民共和国の75歳以上の民衆にとっては中華民国が祖国になりえる」と,歴史的文脈ではあるが「中華民国が祖国」という用語を使った。

これは蔡総統の過去の演説にはなかった表現で,中華民国側に引っ張った発言である。中華人民共和国と並べて中華民国が祖国という発言は,歴代の総統の発言にはなく,今回の頼総統が初めてである。

これは概念上の議論であるが,頼総統は,蔡前総統の「中華民国台湾」を継承し,自分のアレンジを加え,中華民国と台湾の矛盾を止揚する方向を打ち出したというのが非常に興味深く目新しい点だ。

これはオールド独立派の建国独立論(中華民国を解体し台湾共和国を建国する)を否定・超越する。同時に,「頼清徳は台湾独立を狙っている」という「疑頼論」を払拭する効果がある。

中国は頼清徳を独立派と位置付けて批判しているが,今回の発言をどう批判するのか興味深い。理論的には「二国論/二つの中国論」として批判するしかないが,「どっちにしても独立派」と批判し続けるのか?

「中華民国」のロジックを使って最近の一部台湾芸能人の「中国(中華人民共和国)=祖国」のメッセージに釘を刺したことも冴えている。「祖国」のくだりは若干のユーモアを感じた部分だ。そして,「中華民国は台湾・澎湖・金門・馬祖に根を下ろしてすでに75年」をもってきて,この祖国議論に蓋をする。これもクレバーだ。

今回の発言は5月の就任演説の「中華民国と中華人民共和国は相互に従属しない」の枠組みの中にあるが,新奇性がある。短い演説だが,かなりよく考えた発言,というのが感想だ。

総統府のサイトをシェア。演説全文と動画が視聴できる(中国語)。

 

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