トルコ大地震 専門家「極めてまれな“双子地震”」 NHK 20230208
トルコ南東部で起きたマグニチュード7クラスの大地震について専門家が解析したところ、異なる方向にのびる断層が相次いで動いていたことがわかり、専門家は「極めてまれな“双子地震”で今後の活動に注意が必要だ」と指摘しています。
筑波大学の八木勇治教授は世界各地で観測された地震計のデータをもとに、トルコ南東部の大地震の断層の動きを解析しました。
八木教授によりますと今回の地震の震源域にはアルファベットのVを横に倒したように交わる2つの断層があります。
このうち、最初に地震が起きたのは南西から北東にのびる東アナトリア断層帯です。
日本時間の6日午前10時すぎに、マグニチュード7.8の大地震が起きました。
このとき1分ほどかけて北東の方向へと地下の岩盤の破壊が広がり、長さおよそ50キロ、およそ10メートルにわたって大きくずれ動いたとみられることが解析の結果から明らかになりました。
そのおよそ9時間後には最初の大地震の震源から100キロほど北に離れた東西に走る断層でマグニチュード7.5の地震が発生しました。
この断層も長さ40キロほどおよそ10メートルにわたってずれ動いたとみられています。
2つの断層の交わる角度はおよそ30度で、八木教授はこうした鋭角に並ぶ断層帯で短期間に規模の大きな地震が相次ぐことは珍しいと指摘しています。
筑波大学 八木勇治教授「断層の延長線上で別の地震が起こることはよくあるが、鋭角に交わった断層で短い間に地震が続くのは極めてまれだ。トルコ南東部はほかにも断層が複雑に並んでいて、一回の地震でエネルギーをすべて解放しきれていない可能性がある。今後の活動に注意が必要だ」
沒有留言:
張貼留言
請網友務必留下一致且可辨識的稱謂
顧及閱讀舒適性,段與段間請空一行