【縛雞之論】英文拷到 G / D 找中文翻譯
小笠原欣幸:
敗選後民調急落一段時間,是慣例。但12月下降幅度非常大。
期間蔡英文總統的判斷與態度最為重要。
選後蘇貞昌表達辭意,蔡總統慰留。維持政權結構不變,是失敗的反應。
與生活相關的問題,責任在行政院長,但院長的「續任」傳達出「無反省」的訊息。
被輿論批評過後的新人事,也很難回復。
民進黨選舉檢討小組的結論,並未被感受到真正的檢討。這是過早決定賴清德人選的後遺症。合理的是:攻(賴派)vs.守(英派),這樣檢討才能活化黨內的檢討(即便是意在黨內權力爭奪,也才能真正的檢討)
相對的,民進黨大敗之後偽裝成「沒有大敗」,從而黨內一片靜悄悄。
選前一週,蔡總統以「對自己的信任投票」定義選舉,是絕大的錯誤判斷。總統身邊人實在非常糟糕。
「重開機」會失去資料,但想避免「重開機」就會進入停止思考、停止行動的狀態。2018年蔡英文總統積極的重開機,但此次難道不是鈍化了嗎?許多人對獨派的將(再當然不過的)「抗中保台」作為選舉工具,逼對手簽名以利於自己,已產生反感。蔡總統延宕役期,與「抗中保台」口號,是矛盾且為投機主義。
選舉由獨派主導的話,通常會失敗。民進黨的勝利是要基於獨派保持沈潛。
2018大選號,蔡總統積極接受訪問與選民溝通,但2020大勝之後,就不沒有了。未來能「重開機」嗎?
地方選後の台湾の民意(1) 小笠原欣幸 20221229
11月26日の統一地方選挙後,蔡英文政権の支持率が急落した。台湾では選挙で負けるとその後の世論調査で支持率が下がるのが通例である。過去の事例は,支持率が低いから選挙で負けて,負けると支持率が一段と低下する,というサイクルであった。台湾の民意には「水に落ちた犬をたたく」習性がある。
今回の選挙前,蔡政権と与党民進党は比較的高い支持率を維持していた。しかし,地方選で大敗した後の民意調査では政権与党の支持率が軒並み下落した。ここまでは過去の事例の通りである。
私が選挙前から予想していたのは,民進党大敗・国民党大勝の地方選挙の政局はリセットされて,年明け後に総統選挙の政局が1から始まるというものであった。しかし,リセットがされないままズルズル来ている。この間の蔡英文総統の判断・態度には首をかしげるものがある。
まずはデータの確認をしたい。12月の定例民意調査を見ると,蔡総統の満意度(支持率)は10月と比べて,美麗島民調で11.6ポイント,台湾民意基金会の民調で13.7ポイント下落した。下落幅は非常に大きい。
不満も大きく上昇した。美麗島民調で11.6ポイント,台湾民意基金会の民調で8.7ポイントの上昇である。蔡総統の支持率の構造は明確に不支持が支持を上回る状態になった。蘇貞昌行政院長・内閣に対する支持率は蔡総統の支持率よりさらに悪くなっている。
(a)蔡英文総統の満意度
美麗島:満足 38.9% 不満 58.2% 図①
基金会:満足 37.5% 不満 46.4% 図②
(b)蘇貞昌行政院長の満意度
美麗島:満足 34.7% 不満 59.8%
基金会:満足 36.0% 不満 52.6%
リセットができない蔡政権
開票結果を受けて蔡英文総統は兼任していた民進党主席を辞任した。主席として候補者擁立と党の選挙戦略を主導し大敗したのであるから辞任は必然である。この時,行政院長の蘇貞昌も辞意を伝えたが蔡総統が慰留した。おそらく政権の骨格を変えたくなかったのであろうが,これは失敗であった。
地方選挙は生活関連問題が争点で行政院に責任があるのに,その院長が続投では「反省」が伝わらない。辞表を受理し,「当面職務を継続させ,1月に新行政院長を発表する」とすべきであった。この甘い判断によって,行政院長の更迭を求める民意が広がってしまった。民意にダメ押しされてからの人事だと巻き返しが難しくなる。
また,民進党は「選挙検討小組」を発足させ,敗北の原因分析を進めた。しかし,報道では民進党が真剣に敗因を検討し党の立て直しに動いているようには感じられない。これは,頼清徳が次の総統候補になることがあっけなく決まってしまったことの副作用といえる。
本来であれば,敗因をめぐって頼派が批判を展開し,蔡派が守りに回って党内で活発な議論がなされていたハズである(実態は党内の主導権争いであっても敗因の議論は活発になる)。
確かに民進党が12/28に発表した検討報告では,候補者指名の問題や,コロナやウクライナ戦争の生活への影響への政権の対応が十分でなかったことに触れている。しかし,選挙民の多くはそういう文書を読まない。テレビ・ネットでガンガン議論しないと認識されない。今回,民進党は大敗後あまりに静かであったし,むしろ,「敗北が大きくない」かのような装いをしている。
例えば,蔡総統は,大敗後に「地方選挙は国政選挙とは別だ」と語った。これは,私のような海外の学者が選挙結果を分析して言うことであって,当事者が反省の文脈で言うべきことではない。「お灸をすえた」側からすると「お灸が効いていない」となる。そうなると次は「見切りをつける」(つまり民進党に政権から去ってもらう,バイバイ)の段階に入る。陳水扁政権も馬英九政権もそうなった。
蔡総統が,選挙戦最後の1週間に今回の地方選挙を「自分への信任投票」と位置づけたことは大きな判断ミスだ。これは選挙後も尾を引いている。11月の訪台時は政権幹部との面会はなかったので確かめることはできなかったが,この選挙戦術について,総統の側近グループが「マズイ」と思わなかったとしたら相当マズイ。
これらが重なって「リセット」ができていない。「リセット」というのはPCがフリーズしてしまって再起動をさせることだが,その際にせっかく作業した蓄積が失われる。だから,できれば「リセット」は回避したい。しかし,そのままでは思考停止・動作停止状態である。2018年の敗北後は蔡英文・民進党ともに危機感が強く,積極的に「リセット」に動いていった。しかし,今回は動きが鈍いのではないか。
蔡総統は12月27日にようやく兵役延長の政策決定を行ない,合わせて2年ぶりの記者会見を行なった。これは遅ればせながら「リセット」に向けて動きだしたと見ることができる。これでようやく防衛議論のスタートになる。
この問題は民進党の大敗の原因とも関係がある。今回,独立派団体が「抗中保台」に署名するように各県市長候補に迫った。日本でこの動きを見ていた人の中には「署名するのが当然」と考えた人もいるであろうが,台湾の民意はそれほど単純でない。正面から反対できないスローガンを突き付けて賛同を迫り,自分の選挙を有利にしようという選挙戦術に反感を覚える人が少なからず存在する。
蔡政権は若者の反発を恐れて兵役延長の政策決定を選挙後に先延ばししながら,選挙中に「抗中保台」のスローガンだけ先行させた。矛盾している。このご都合主義が選挙民によって咎められたのだ。民進党の選挙で独立派が前面に出てくればだいたい失敗する。これは拙著『台湾総統選挙』の結論に書いてある。独立派が「縁の下の力持ち」でいることが民進党の勝利のカギである。
蔡総統が記者会見を2年間も行なっていないことは選挙前から台湾メディアで批判されていた。これは高支持率にあぐらをかいていたとならざるをえない。2018年地方選挙での大敗の後,蔡総統はそれまでのイメージをかなぐり捨てて,記者の質問やYouTubeのインタビューを積極的に受けて,選挙民とのコミュニケーションを図った。しかし,2020年選挙で大勝するや,その姿勢は影を潜めてしまった。年明け後に「リセット」ができて「再起動」となるのかどうか,まだまだ不透明である。(続く)
「選舉由獨派主導的話,通常會失敗。民進黨的勝利是要基於獨派保持沈潛。」
回覆刪除這樣來說的話,如果2024由賴清德出來選,他身上的兩個標籤「台獨金孫」「務實的臺獨工作者」要怎麼化解?這勢必是對手的攻擊目標,賴陣營似乎要想辦法自圓其說,或淡化這種標籤,反正2024大選總要提出兩岸論述、國家定位。
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