在任期間は歴代最長の9年余 中国の程永華駐日大使 交代へ NHK 20190403
中国政府は、駐日大使を歴代最長の9年余り務めてきた程永華氏を交代させる方針を決め、程大使は来月上旬にも帰国することがわかりました。
2010年2月に着任した程永華駐日大使は、在任期間が歴代最長の9年余りに上っていて、中国政府が交代の時期を探ってきました。
こうした中、日中関係筋によりますと、中国政府は程大使を交代させる方針を決め、日本側に伝えたということで、程大使は来月上旬にも帰国するということです。
程大使の就任以降、日中関係は就任の年に起きた沖縄県の尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件に続き、2012年の日本政府による尖閣諸島の国有化によって関係が大きく冷え込みましたが、程大使は独自の人脈を生かして関係の修復に努めました。
その後、両国関係は改善に転じ、日中平和友好条約の締結から40年となった去年には、中国の李克強首相が日本を訪問した一方、安倍総理大臣が北京で習近平国家主席と会談するなど、首脳間の相互往来が復活しました。
中国政府としては、日中関係改善の勢いが増す中、大使を交代させる環境が整ったと判断したものとみられ、後任の調整を急ぐ方針です。
日本勤務は通算約25年
程永華大使は中国東北部、吉林省の出身で64歳。吉林省長春にある外国語学校で日本語を学び、1972年の日中国交正常化のあと、中国政府が日本に派遣した留学生の1人に選ばれ、1975年から2年間、創価大学で学びました。
その後、中国外務省に入り、一貫して、対日外交や対アジア外交に携わり、アジア局の副局長などを務めました。
2003年から2006年にかけては、東京にある中国大使館で公使を務め、2010年からは大使を務めてきました。
日本での勤務は通算およそ25年にわたっていて、日本語も堪能で、知日派として知られています。
程大使は大使の在任中、みずからの日本への留学経験をもとに、若い世代の相互訪問を積極的に推し進め、将来の両国関係を担う人材の育成に力を注いできました。
程大使が留学時代を過ごした東京 八王子市の創価大学のキャンパスでは、程大使ら中国人留学生と日本人の学生が両国友好のしるしとして植えた桜の木が大切に育てられています。
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