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2014-07-03

象牙透雕套球:引自西洋伽利略歐,吹噓自創沒頭沒尾

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參觀故宮,令人驚奇的除了豬肉時與翠玉白菜外,還有微雕、與象牙透雕套球。最不可思議的是象牙透雕套球(清 十九世紀 象牙透雕套球)。


根據一般說法,由於師傅留一手,技法已經失傳。

怎麼可能?實際上,或許有見不得人的故事。

此次,跟著故宮部分典藏到東博展覽,NHK特別播出一系列特別節目,629日的《シリーズ 故宮 第2回 皇帝の宝 美の魔力》載明了其中蹊蹺。

原來是愛好奇技淫巧的康熙,接受從廣東進口而獻上的德意志(德國尚未成立)稱「西洋鏇床」並接受其技巧製作而成。「鏇床」就是現在「車床」 (lathe) 的古稱。日本稱為「旋盤」。



此種16世紀便開發出來的技巧,原是用來作為解析天體運行的多層軌道現象,類似也是西洋人建立的欽天監天文台的天體儀。17世紀到中國之後,雕上龍紋飾,吹噓為中國工匠不傳之秘。

的確如此,沒有發展出非歐基理德幾何的中國文化,能突然冒出處理立體透雕的技巧,不可思議。

康熙時代雖好面子尚稱誠實,記錄中仍允許出現「西洋鏇床」。後代人,反將這丁點線索也給毀了。這樣,就保存了中國文化最高的面子。


NHK 節目,特地到德國德勒斯登的博物館與其他,找到無數個牙雕多層套球。更厲害的是請達人從象牙球,僅用圓規,現場以車床製作一個。
在西洋的發明的基礎上,中國工匠的貢獻是:龍紋。沒有龍紋,皇帝不悅!

如此而已(有可能請西洋工匠製作,或許是進口半成品,讓手巧的工匠加上中國特色的苦勞。這是人海戰術的文明層次)。

第2夜は、数ある文物の中から至高の名品を厳選し、そこに秘められた皇帝たちの思惑を解き明かす。明の第3代皇帝・永楽帝が作らせた陶磁器「青花」。実は故宮の青花と全く同じものが、イランに残されている。その理由は何なのか?謎の追跡から、世界の覇者たろうとした永楽帝の野望が明らかになる。17世紀、清で作られた「象牙多層球」。1本の象牙から削りだされた球の中に、入れ子状に21層にもなる球が収まる超絶技巧の作品である。制作技法は長い間不明とされてきたが、最近の研究でその秘密が解き明かされつつある。清朝6代皇帝・乾隆帝が編纂した「四庫全書」。すべての書物を収集するという大事業からは、多民族国家・中国における文化の意味が浮かび上がってくる。出演 作家・浅田次郎。


NHKスペシャル 故宮 2 皇帝の宝 美の魔力
故宮随一の超絶技巧、雕象牙透花雲龍紋套球を内視鏡カメラで覗くと球のなかに球が入れ子の状態になっていて奥の球にも透かし彫りが施されていることがわかった。3Dスキャンした画像には、球のひとつひとつはつながらず継ぎ目がないことから一本の象牙を掘り出したものであることがわかる。この造形は突然現れたものでどうやって作られたか謎だった。その真相が最近の研究により明らかとなった。
ドイツ・ドレスデンを治めていた人物の宝物庫の中の象牙の彫刻が飾られた象牙の間に、象牙の球が重なったものがあった。これらは16世紀後半に作られた。パリ工芸技術博物館にもその球があり、これは地動説の理論のモデルとして作られたと言われる。ドイツ・エアバッハの象牙マイスターのヘルムート・イェーガーさんは秘伝の技を今回特別に披露した。
ヘルムートさんは旋盤を使い専用の工具で象牙を削り、5層の球体からなる象牙の球を完成させた。この象牙の球が故宮の象牙多層球のルーツなのか。象牙細工専用の旋盤が清の宮廷にあった記録が見つかり、ドイツの象牙の球が同じ時代に清の宮廷に献上されていたこともわかった。旋盤を導入したのは清第4第皇帝の康熙帝。清のものとドイツのものの違いはなぜ生まれたのか。


NHKスペシャル「シリーズ 故宮」に疑問ARTRAY (2014.07.01) http://artray.jugem.jp/?eid=86
昨日、NHKスペシャル「シリーズ 故宮」の2回目が放送された。いうまでもなく、東博で開催中の「台北 國立故宮博物院 神品至宝」にちなんでのことで、私も興味津々で視聴した。

番組中、いくつかの故宮の宝物が紹介された。今回の展覧会に出品されていないものも取り上げられ、その一つに「象牙多層球」があった。「象牙多層球」については展覧会レビューで少し触れたが、超絶技巧が遺憾なく発揮されたもので、今日ではもはや再現製作できないだろうといわれている

番組では、この「象牙多層球」の製作法が最近明らかになったとして解説されていた。製法解説のパートで、いきなりドイツのドレスデンにカメラが飛んだ。ドイツにも象牙の多層球をつくった伝統があり、かろうじてその技術を受け継いでいる職人に作り方を教えてもらうという趣向であった。ドイツの製法は、多層球のもとになる象牙の玉を旋盤にセットし、高速で回転する玉を削り用の器具で彫っていくというものだった。そして、中国の古文書には昔の王朝が西洋の旋盤を所有していたという記述が残っているとまで紹介し、コーナーは終わった。

だが、職人が旋盤を用いて多層球のつくり方を説明し始めるや否や、これは違うなと私は思った。旋盤作業の様子を映像で映し出していたが、高速回転する玉に彫り具を当てるとけっこう厚みのある器具の分だけ太い溝が掘られる。高速回転のせいか、回転が止まると削り跡には余計な穴も開いてしまっていた。ドイツの多層球はせいぜい三~五層ぐらいのシンプルな構造で、層と層のあいだもかなり開いていたから、そういう方法でもつくることができるのかもしれないが、故宮の多層球は十何層もあり、なおかつ一層一層がとても薄く、層と層の間隙もごく僅かしかない。大変繊細なものである。到底、こんな荒っぽい製法でつくれるはずがないと私には思われた。

私は象牙工芸の専門家でも何でもないが、おそらく故宮の多層球はNHKが紹介したような高速旋盤を用いる方法ではつくられなかっただろう。手彫りか、もしくは何らかの機械を使ったとしても限りなく手彫りに近いごく簡易な装置を使うだけの方法だったのではないかと私には思われる。NHKの人たちはほんとうにあんな旋盤を使ってつくられたと思っているのだろうか、疑問を抱いた人はいないのだろうか。

それからついでにいえば、番組では多層球の製法は最近明らかになったとしていたが、製法自体はずっと以前から解明されている。私が初めて故宮博物院を訪れたのはもう10年以上前になるが、そのときすでに製法の解説をしてもらった。また、伊豆の象牙美術宝庫でもずっと前から製法解説をしている。ちなみに、ここの象牙工芸品のコレクションは大変なもので、多層球も故宮のものをしのぐ50層からなる品を所蔵している(NHKはここの存在を知らなかった?)

も一つついでにいえば、番組では「多層球は清時代に突如として現れた」とし、ドイツから康熙帝に多層球が献上された記録が残っていることから、多層球はドイツ由来であると示唆していた(つまり、あくまでドイツの製法が中国に伝わったといいたいようだ。だが、明言はしなかった)。しかし、多層球はすでに宋時代に考案されており、技術が伝承されなかったために途絶えたのが清時代に復活したともいわれている(古屋奎二『これだけは知っておきたい故宮の秘宝』二玄社)。

NHKスペシャルは、以前も尾形光琳の《紅白梅図屏風》で金箔や銀箔は使われていないという誤報を伝えた前科がある。NHKスペシャルといえばクオリティの高い番組シリーズなので基本的に信頼性が高いが、かといって、すべてを鵜呑みにするのは危険である。自分はどう考えるか、一度立ち止まって、自分の頭で考えながら見ることが大事だと思う。




15 則留言:

  1. 日本在1870年去德意志留學,看到「學術」=「軍事」,「實事求是」的努力學習。

    我觀察中國的留學生只求學位,回國當官。真正要他們從事「實務」,幾乎少有人會。

    19世紀,清帝國與日本帝國都雇請同一個法國軍官從事築港(馬尾與橫須賀),但事後發展,卻完全不同。日本海軍殲滅清帝國北洋艦隊。

    日本用技術史去拆開「象牙透雕套球」之技術,就讓「師傅留一手,技法已經失傳」之謊言破功。

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    1. 師傅,看起來連一手也沒有。
      教不出來之下,只好謊稱留一手。

      另外,UK 的 Wedgewood 技師,紀錄中國瓷器廠的煙囪與其他,用試片的方式系統性的破解中國瓷器之謎。
      此後,CHINA 就沒搞頭了(根源其實是 R&D 被滿大人勾結滿大人給斷奶)。

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  2. 聽說,這次展覽,意外成功,讓喜歡「真面目」的日本人,看到「真面目」。

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    1. 真面目是這個?
      http://blog.roodo.com/aurorahope/archives/28706557.html

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  3. 差不多!!!這是日本媒體人說的, 讓日本人了解到「真面目」, 這是此次展覽的功勞, 認識到「台灣是
    非國家之國家」!!!

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  4. 其實, 一直到現在,除了「醫學」領域,只要是赤藍人把持的學術界,這種歐美進口,利用國家科研經費再加工「龍紋」,然後新聞包裝成超英趕美的偉大技術突破,已經司空見慣了。不同處是中國人餓肚子送出了火箭,台灣人還在努力。

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  5. 故宮那顆象牙球,我聽到的做法是,球先鑿幾個圓錐體,再從裡面慢慢米雕,光雕那顆球就雕了三代

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  6. 60層?第一次聽說。
    昨天,聽到的最多是58層,再早幾小時是52層。
    NHK約21-22層。
    也有13層的。
    象牙球,半徑約4-5公分,雕60層,每層不到1mm,還沒算鏤空部分,還要浮雕。
    60層啊~~實在很驚人。
    大大所附的網址,也只敢說30層。

    是因為小時候參觀故宮吹得太兇了,所以,出來導正一下。
    以免過於自大,心中無其他文化。
    我指的是台灣的部分官員與文化人。
    至於中國人,我沒認識,不敢說。

    至於「鎏金银熏球」。
    雕,不難。創新在多層。
    有點像明代以後的。
    你確定是唐代真品?

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  7. by 路人乙
    並沒有人要無原則的貶低中國文化
    而是目前的中國政府 經常利用過去數千年古中國人的智慧及文明 來包裝現代極權中國的野心

    換句話說貶低中國文化的 是目前的中國政府

    那熊貓來當成政治外交工具 也是同樣邏輯
    導致全世界看到熊貓這種動物 就會直接聯想到中國的外交政治
    動物沒有錯 錯的是目前的中國人!

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  8. 我是從技術的可能性和既存的事實來談論這個問題,您字字句句還是從政治角度來談論這個問題,這應當是你我之間的區別。

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  9. 二十年前有奧地利朋友來訪,帶他參觀中華文化精髓故宮文物,他看了之後説~interesting!

    當初不能理解,這麼“偉大”的寶物,怎麼只有interesting !後來有機會參訪了西方眾多博物館,美術館及其他文明後,覺得奧地利人真的不卑不亢,見過世面!

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    1. 謝謝分享

      我對中華文化的懷疑(因為教科書教我們中華文化最偉大),其實也來自故宮。
      1. 第一間展覽室,並列了中國、埃及、歐洲等文明。中國文化,比埃及與中亞晚。文化的發展雖然燦爛過,卻在宋代爬上高峰時,尬然而止。
      換言之,中華文化已死,死於明、清。

      2. 參觀過 Hindustan 玉器特展。驚訝的發現,最令中國人自豪的玉器,其雕工居然遠遜 Hindustan 這種中亞地區。
      這表示,吹牛過頭也會露餡。

      中華文化雖然燦爛,卻只是世界文化之一。
      是「之一」,不是「最高」。

      這樣理解,就能以平等之心對待包括鄰國在內的世界各國。
      在實際上,就是接受國際法與共同遵守的規則。

      剩下就不講了。

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  10. 我知道網頁有說唐代。
    但我看過名帶的,很粗糙。
    所以懷疑是否真貨?或網頁亂寫。

    所謂的古董的鑑定(牽涉到價格),是非常深奧的技術。
    常會遇到信口開河的人,或原文照搬的。
    台灣有許多這類節目,看看就知警惕。

    至於60層,180mm直徑,半徑90mm。
    亦即,每一層1.5mm。
    換言之,給予0.5mm的空間,每一層平均1mm。
    但第一層至少15mm厚。其餘層次,可分配者更少。
    這種厚度,是很難雕刻的。
    除非,僅僅雕刻前面幾層,剩下就是刻畫兩刀作數。

    我不一定相信文字敘述。有圖有真相。
    就照片計算,估計這顆球應該在20層上下(除非,再繼續算另一個半徑範圍,就會得出40層)。
    不信你親自數數數看。


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  11. Thank you for your writing. The ivory ball remind me that ball of art.
    御紹介ありがとうございます。 その象牙の球には思い出が有ります。

    (There have been Germans with Chiang Kai-shek, Dresden was hardly bombed and crashed during WW2 by US & UK.)
    (蒋介石はドイツ人と一緒に居た事が有り、ドレスデンは第二次世界大戦中に激しい爆撃に遭っています。画像検索でご覧になられると、当時の様子が伺えますが、東京大空襲に劣らない破壊度だった様です。)

    Few month ago, the last princess of Qing Dynasty Jin Moyu (金默玉; 1918 – May 26, 2014, also known as 愛新覺羅 顯琦 Aixinjueluo Xianqi) have gone.
    先日、清朝最後の王女 愛新覺羅 顯琦様が逝去なさいました。

    I have seen and touched the true Carved Ivory Ball Tree of Qing-Dynasty, (because my father was a shadowy dummy person of愛新覺羅溥儀 of 満洲国皇帝 (the Emperor of Manchukuo) without knowing it.)
    私は、本物の清朝の「象牙彫刻球の樹」(とでも呼びましょうか)を見て触った事が有ります。(私の父が、本人は知らずに、満洲の溥儀皇帝の身代りというか視線逸しに使われていた伝手で…)

    The Carved Ivory Ball Tree was very delicate, with fine accurate figure of carvings, with over 10 multiple inner balls, and the very core of it was the real small ball, also with fine carving. That was the Ivory Tree, its height was about 60cm of my memory, and that had many balls like it, small and big. Each ball was separated and no seem, just carved from outside to inside, and each inner ball of them rolled around without stuck.
    その象牙彫刻球樹は、とても繊細で、緻密で細かい彫刻が施され、10個程の内部球が重なり、そして正にそのコア(中心核)は、やはり同様に詳細な彫刻が施された小さな球でした。私の記憶では高さ60cm程、その樹木状の象牙柱に、前述の様な球が大小幾つも着いていました。各球は、それぞれ分離していて継ぎ目が無く、正に外部から内部に掛けて彫り込まれた物で、そして各球は引っ掛りなく各内部で回りました。

    I don’t know where it is now, but it was the true fine art of human-beings under the Qing-Dynasty.
    私はそれが現在所処に有るかは存じませんけれど、それは真実、清朝王朝の元で造られた「人間の手による素晴らしい芸術」でした。

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